テレパシーで届いていたら…

ぼくにげちゃうよ 息子が借りてきた絵本


あるところに、こうさぎが いました。あるひ、こうさぎはいえをでて、どこかへ いってみたくなりました。そこで、かあさんうさぎにいいました。


「ぼく にげちゃうよ」すると、おかあさんうさぎが いいました。「おまえがにげたら、おかあさんは おいかけますよ。だって、おまえは かわいい わたしのぼうやだもの」


「かあさんが おいかけてきたら、ぼくは、おがわの さかなになって、およいでいっちゃうよ」とこうさぎがいいました。「おまえが おがわの さかなになるなら、おかあさんは りょうしになって、おまえをつりあげますよ」とおかあさんうさぎが いいました。


「かあさんが りょうしになったら、ぼくは おかあさんよりも ずっとせのたかい やまのうえの いわになるよ」「おまえが たかいやまの いわになるなら、かあさんは、とざんかになって、おまえのところまで のぼっていきますよ」


「おかあさんが とざんかになったら、ぼくは にわのクロッカスになっちゃうよ」「おまえが にわのクロッカスになるなら、かあさんは、うえきやさんになって、おまえをみつけますよ」


「かあさんが うえきやさんになって、ぼくをみつけたら、ぼくは ことりになって にげていくよ」「おまえが ことりになって にげるのなら、かあさんはきになって、おまえがとまりに かえってくるのをまっていますよ」


「かあさんが きになったら、ぼくは ちいさなヨットになって にげるよ」「おまえが ヨットになって にげるのなら、かあさんは かぜになって、わたしのすきなところへ、ふいてつれていきますよ」


「かあさんが かぜになって ぼくを ふくのなら、ぼくはサーカスに はいって、くうちゅうぶらんこで にげだすよ」「おまえが くうちゅうぶらんこでにげるのなら、かあさんは つなわたりをして おまえのところへ いきますよ」


「かあさんが つなわたりをして、ぼくをつかまえにきたら、ぼくは にんげんの こどもになって、おうちのなかに にげちゃうよ」「おまえが にんげんの こどもになって、おうちに にげこんだら、わたしは、おかあさんになって、そのこを つかまえて だきしめますよ」


「ふうん。だったら、うちにいて、かあさんのこどもでいるのと おんなじだね」

そこで、こうさぎは にげだすのを やめました。

「さあ、ぼうや にんじんを おあがり」




昨日、子供達と一緒にお出かけしました。

まずは親の用事。

TOTOの展示会へ行ってきた。

30分足らずだったが子供は待ち切れない。

無料のジュースがあったけどすぐ食事だから娘ゴメン「我慢して〜!」

車の中で。

ぼーーーっとする娘。

喉渇いていたもんね〜。

大丈夫かな…。

心配と同時にあの痛ましい事件のこと思い出した。

千葉県野田市の小学4年生の栗原心愛さん。


親だったら心配するよね。(親でなくても…。)

そんな顔していたら、喉渇いてかわいそうとか大丈夫とか。

親というものはそんな生き物ではないでしょうか。

心愛ちゃんがもし喉渇いて…SOS送ってくれていたら

助けに行ったのに…。

テレパシーで誰かに届いていたら…




ねぇ、うさぎさんだってそう思うよね。